△▲山行報告▲△(no020309)

【青森県の山】八甲田大岳
【日程】 平成１４年３月9日〜10日

仙人岱ヒュッテの自称管理人、松林さん
何時も避難小屋の管理と登山客の面倒ご苦労様です

風雪の仙人岱ヒュッテ
視界は20ｍ以下強風で風上には行動できない

【八甲田山】3月9日、青森市雲谷冬期通行ゲート。12月10日から3月19日まで朝8時まで夜間通行止めだ。7時30分に開いた。酸ケ湯温泉駐車場７時55分避難小屋泊装備を背負って出発8時20分　テレマークスキー（フイッシャー）で２０cmの新雪をラッセル。地獄沢出合では吹き溜まって膝上までで竹ポールが立ててあるが強風で視界不良、足下が見えなくなってきた。前方に岩場がかすむ。狭い岩場は強風が吹き荒れていた。竹ポールを頼りに仙人岱ヒュッテに着く10時10分入口は塞がっていて冬期用入口から入る。(休憩後除雪して入口を確保した)　　その後たくさんの人が私のトレースを辿ってやってきた。しかし吹雪は止まない。昼、十和田山岳会のメンバーも吹雪の中、谷地温泉から登ってきた。
10日、今日も吹雪だ、小屋の前の除雪をしていたら一瞬ガスが晴れ大岳が見えた。早速準備して出たが水場の前で強風で断念した、ヒュッテに戻ろう。しかし戻れない。強風と吹雪ガスと足下も見えない。前方の竹ポールが見えない、後のポールを振り返り、首にぶら下げた磁石で絶えず方向を確認してヒユッテにたどりつく。状況は良くない帰る。風に向かって酸ケ湯へ下る。地獄谷の強風帯を抜けて振り返ると谷上部の岩場は確認できない。